舞踏家竹内空豆を偲ぶ会

2011年５月20日・21日に、東京の中野にある「テルプシコール」にて竹内空豆はデビュー公演「ぼくにとっての宇宙行く先はどこ」を敢行！その前年8月より孤独な9ヶ月をただひたすら踊り続けて実現させたデビュー公演は、両日満員御礼の祝福されたものでした。その後はソロ公演を続けて行い、少しずつミュージシャンの方たちとのLiveを重ねて、ダンスと舞踏の境界面を探求し続けてきました。

　そうした中で画家のマシマタケシ氏との出逢いから、ダンサーやミュージシャンの方たちや映像作家さんと共に大掛かりなダンス公演を企画、演出することになり、その最初の作品が「ヨミの星」でした。その後いくつものダンス公演をやり続けて、最後の作品が「野生の青空～古事記の神々に捧ぐ～」で、令和への御代かわりを祝する賑々しくも楽しい作品でした。
　
　最後の公演の会場は、空豆のホームグラウンドとも言える国立市内にある宇フォーラム美術館であり、この度の偲ぶ会の会場にもなります。素晴らしい方たちや場を得て、空豆は踊るだけではなく、企画構想からプロデュースまでその持てる想像力や創造力の全てを発揮できて、表現者としての竹内空豆は本当に幸せだったと思います。

　生前の空豆と共演してくださった方たちと一緒に、竹内空豆を偲ぶ会を開催致します。生前の空豆の踊りを観てくださった方々、ご覧になったことのない方々にもその魅力の一端なりとも知って頂きたくここにご案内申し上げます。

　会場となる美術館に、これまでの公演に使用した衣装や舞台写真などを展示します。また踊り手や音楽家、書道家、詩人など多彩な方たちによるパフォーマンスにLive、映像や映画の上映などもあり、皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。お楽しみに！